草原を守る人々

◆牧野組織

 阿蘇地域において草原は入会地であり、その管理は入会権者によって地域単位で構成される牧野組合が行っています。

※「入会(いりあい)」とは、特定の山地などを一定地域の住民が共同で利用することをいい、入会権とは、住民が特定区域の山地など(入会地)に入って共同で利用できる権利のこと。入会権者には、同時に牧野維持の義務も課せられる。

 牧野組合は平成8年度の調査で175の組合があげられました。地名のあとに「牧野組合」をつけて名称とした任意組合が最も多く、「牧場」「農事組合法人」「原野委員会」「管理組合」「協同組合」など法人格を持つことをうかがわせる名称もみられ、組織形態は多様です。

◆牧野組合員数・構成

 阿蘇郡全体で入会権者戸数は総世帯の約40%を占めており、入会権者のうち農家数は約70%、逆にいえば3軒に1軒は非農家であることを示しています。

 

牧野組合に関するデータベース

 

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