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名称
台風
 
熱帯低気圧は低緯度で発生し、その水平規模は数百〜千km程度、寿命は1週間程度である。台風とは、北西太平洋に現われた熱帯低気圧のうち、最大風速がおよそ毎秒17m(34ノット)以上のものと定義される。 熱帯海洋上では、太陽エネルギーが海面を温め大量の水蒸気を発生させ、積乱雲が発生しやすい状態になっている。積乱雲の内部では、水蒸気が凝結して降水となるときに多量の熱エネルギーが放出される。この積乱雲がまとまりをもった大規模な集団として組織化されることにより、熱帯低気圧が発生する。このため、熱帯低気圧は、海面水温が26〜27°C以上で、かつ下層の大規模な気流が集まる地域でよく発生する。西太平洋には海面水温の高い海域が拡がっており、熱帯低気圧の発生頻度が高い。