前のページへ


産業 > 草原維持 > 維持活動
 
 
名称
野焼き
時期
原野一帯
場所
3月
目的と現状
春を告げる行事の一つで、訪れる人々に感動を与える阿蘇の広大な草原は、太古から存在しているわけではありません。 阿蘇の草原は、この「野焼き」を行わなければ、やがては森に変わってしまいます。 野焼きとは、野原をいっぺんに焼き払うことです。こうすることで、低木は焼き払われ、森になることなく、草原が維持されます。 阿蘇は昔から畜産が盛んで、赤牛を放牧する土地や食草を確保するため、毎年野焼きをしながら草原を維持してきました。野焼きは、毎年3月ごろ新緑が芽生える前に行われます。 野焼きを終えた直後の山は真っ黒ですが、次第に緑に色づいていくさまは、春の訪れを感じさせます。現状として畜産農家の減少で存続が困難とされ、ボランティアを募るなどの対策がとられています。