石臼
二つの円形の石の面と面で粉にする。粉に熱が伝わらないように臼の溝の切り方目の立て方工夫がしてある。原料の投入量、臼の回転数が非常に重要。回転数は1分間30回転が理想的。



こね鉢
そば粉に水を加えこねる時使用する。材質は主に栃の木。木地のままでも使用されるが漆を塗ったものが店では使われる。内側赤、外側黒。外形69cm前後のものが使いやすい。
こねる量が多い場合弟子に耳を持たせてこねたそうです。
←脱穀機(約200年前のもの)

丸太の背中の部分にたたきつけて穀物を落としていた当時、脱穀の作業は女、子供の仕事であった。その為か背中の丸太の部分は軽いように桐で作られている非常に珍しいものである。
そば切り包丁
刃の幅が広いのが特徴のそば専用の包丁。幅11cm長さ33cm重さ1kgが標準。


包丁


脱穀した、そば粉をはかるときに使用した昔のはかりです。
小林一茶の句
「そば花は山にかくれる後ろの月」
山間の辺地に育ち 秋には豊かに実をつけるそば
一本の茎はひょろりと細かく 小さな白い花はふわりと
わた雪の様で あまりにも優しく穏やかです